シチュエーションの実験1
__本署の屋上__
「色々と噂になってるな」
ヒゲ面のベテラン警部がタバコに火をつけながら尋ねる
「……そうでしょうね」
姫川裕子警部補が諦めたように溜め息をつく
「どんなものだ? 見せてみろ」
「ゲンさん……駄目……恥ずかしいです」
横を向き顔を朱に染める
「良いから見せろ」
裕子が濃紺のスーツのボタンを外していく
そしてワイシャツを上げてお腹を見せる、縦長の美しいお臍の穴には銀色に鈍く光る物が入っていた
「ヘソピアスしてるのか?」
「パチンコ玉です」
「パチンコ玉だと? どうして?」
「私が説明するわ」
もう1人の女がいつの間にか立っていた
「木村警部?」
ゲンが振り返る
「このパチンコ玉はね」
そう言いながら木村も自分のお腹を見せる、そこには裕子と同じ物がヘソの穴からのぞいている
「これはこれは……あんたらは警察本署で何をやってるんだ?」
裕子と木村が左手でワイシャツをめくりお腹を見せ右手でお臍を指さしながら腰をくねらせ踊り始める
そして2人が声をそろえて歌う
「このパチンコ玉は~とても~くっさいのよ~くっさいくっさい匂いを~お臍に付けるため~なのよ~」
鼻の下を思いっ切り伸ばし鼻も思いっ切り伸ばす、もちろん鼻の穴も思いっ切り縦に伸びる、そして歌って踊るのだ。
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