松本清張の「指」を見ました
卓「はい見ました」
黒羽「良かったですか」
卓「あなたは「調香師探偵 黒羽ゆり」の主人公の黒羽ゆりさんではないですか」
黒羽「はい」
卓「良かったですよ、とても」
黒羽「良かった事を語って下さい」
卓「はい、ドラマですけど、主役は元モーニング娘。の後藤さんです、下の名前は忘れました」
黒羽「内容を教えて下さい」
卓「ストーリーは言いません、ネタバレになりますからね、これは可笑しいんじゃないかと思える突っ込みどころもありました」
黒羽「そうなんですか」
卓「はい、ただ、そんな物を凌駕する魅力があります、2つあります」
黒羽「教えて下さい、突っ込みどころを凌駕する魅力を」
卓「はい、まずは展開です、次から次へと見入ってしまう展開が多いです」
黒羽「具体的にはなんですか」
卓「うーん、口では言いにくいですね、ひょっとしたらドラマの演出さんが能力があるのかも知れません、映像的というか」
黒羽「卓さんは思った事を具体的な言葉にするのが苦手ですね、とりあえずもう一つはなんですか」
卓「はい、もう一つは口で言い表せます、それは登場人物が非常に人間的だと言うことです、だからシチュエーションにリアリティが欠けても説得力があるのです」
黒羽「具体的に言えますか」
卓「例えばですね、現実に考えられないような事件が起こったとします、小説ならリアリティがないと言うことになってしまいますが、現実で起こったら認めざるを得ない訳です、現実な訳ですから」
黒羽「つまり登場人物が人間臭いので、そこですでにリアリティができていて多少のおかしなシチュエーションを説得させてしまうのですね」
卓「そんな感じです、それと、とても印象的なセリフがありました」
黒羽「教えて下さい」
卓「はい、芸の未熟な女優が演技を練習していて、それを芸達者な女優が見ています、そこでの一言です」
黒羽「はい」
卓「このセリフは小説を書くときにもきっと約に立つと思いますよ」
黒羽「早く言って下さい」
卓「はい」
黒羽「言って下さい、いい加減」
卓「それでは言いますよ「そこは感情をおさえないと逆に伝わらないのよ」です」
黒羽「なるほどね、小説でも作者が感情のままに書き殴ったり、頑張りすぎて過剰な表現になったり、歌でも同じですね」
卓「これは気付かされましたね、小説の技術の1つとして使わせてもらおうと思います」
黒羽「長くなりましたが新作の件で言いたい事があるのでは?」
卓「はい、少し新作を書いています、黒羽ゆりさんの新作ですね、あなたのもう一つの人生です、職業を何にするかで詰まっています」
黒羽「調香師と探偵以外ですね」
卓「そうです、それとこの作品の準主役としてフィギュアスケートの堕天使の浅井愛さんと女流棋士牧村勇気の牧村勇気さんを出すかも知れません」
黒羽「新作を出して下さいね」
卓「職業をどうするか……行き詰まったらボツにしますからね、書きたい新作はまだまだあるのですから」